2011年2月17日木曜日

「FX市場で生き残るためのヒント」とは

当サイトは管理人が株やFX、先物など投資の中上級者に対して、相場で7年超
積んだ経験に、行動経済学や経済物理学といった観点を加えて、
従来の価格分析がいかに危うく、誤った考え方に基づいているか
警鐘を鳴らし、相場で生き抜くためのヒントを提供するサイトです。

 このサイトをごらんになることで、値動きの真実の姿を知ることができ、
確率論やテクニカル分析には限界があることが理解することができます。
 将来の値動きを予測することはできませんが、想定外の「リスク」の発生が、
ごく自然なものとしてとらえることができるようになります。
真のリスクを理解することで、虎の子の資産を守ることが可能になります。

 暴騰や暴落がなぜ起きるのかという問いに、これまでの経済学は
満足のいく回答を提示してくれませんでした。行動経済学や経済物理学は
こうした経済学の限界に心理学や物理学などの世界からの思考を持ち込むことで
目覚ましい成果を挙げています。その成果を広くお知らせすることで、
1人でも多くの人が単なる「相場の肥やし」になることを避けられればと思い
サイトを作成しています。

2011年2月13日日曜日

30)お金の力

ご存じの通り、お金はばらばらな時より、

まとまっている方が、ポテンシャルが高まります。

1万人の1000円より、1人の1000万円の方が

さまざまな可能性が広がり、選択の幅も増えます。

まとまった時のお金の力を示す例としては、

募金や投資信託などをイメージするとよいかもしれません。



小遣い稼ぎとして、小口資金を回転させていくのは、

悪いことだとは全く思いませんが、

利益のすべてを消費してしまうのではなく、

その1%でもよいので、資金そのものを大きくし、

お金の力を増していく努力を怠るべきではないと思います。



ただ、注意すべきなのは、

複利運用で市場に投入する額を増やすと、

利益も損失も比例して大きくなってしまうので、

含み損から目を背けてしまうプロスペクト理論の罠に

すとんと陥る危険が増大します。

ですから、

株やFXといった金融商品でアクティブに運用する資金量を

自分がきちんとコントロールできる量に抑え、

元本割れのない安定的な商品にも振り分けていくなどして、

トータルでの資金量を強化していきましょう。



悪銭身につかずと昔から言われますが、

これはお金をコントロールする力が弱いために起きるものです。

宝くじで巨額の当せん金を得た人が

人生を破綻させてしまう例が多いのも同じ理由です。

お金をコントロールする力は一朝一夕には付けられません。

ギャンブル狂と投資家の線引きも、

この力の有無にあると筆者は感じています。



お金はまとまった方が力を発揮しますが、

その力は、正しく制御しないとすぐに暴走してしまいます。

日々、資金を強化していくのが大事なのは、

お金を制御する力を培っていくためでもあります。

29)高金利通貨は微妙

リーマンショック前ほどではないにしろ、

現在でもスワップポイント狙いで

高金利通貨を取引する方も多いと思います。

下がったら買いを勧めるアナリストもたまにみかけます。



リスク管理をきちんとしている場合には、

それも十分成り立つ戦術だと思いますが、

筆者は高金利通貨はちょっと苦手としています。



ひとつには「なぜ高金利なのか」という点にあります。

背景には各国の経済事情があると思いますが、

インフレ懸念があって、金融当局が引き締めで金利を高く設定するケースや

国内での通貨流通量の落ち込みから外国通貨を招き入れるため、

高金利をえさにしているケースなど、極端に金利が高い場合には、

あまり「よろしくない経済」が潜んでいる場合があるからです。



特に小国で金利が高い通貨の場合は、

投機マネーそのものが、その国の経済にとっての命綱だったりもします。

そのような状態で長期間に渡り、自転車操業状態で切り回していると、

悪名高い?格付け会社が突然「格下げ」を発表して、

目も当てられないような大暴落を引き起こすこともありえます。



経済的に安定している国の通貨が安全というわけではありませんが、

高金利ということは、そうまでしないと売れないという事情があることは、

頭に入れておく必要があると思います。

28)なるべく巨大市場で

金融市場に初めて参加する人に対して、

筆者は、なるべく大きな出来高がある銘柄や通貨で、

時間軸も日足レベル以上での取引をお薦めしています。

外国為替でいえば、ユーロドル、ドル円、ユーロ円の

三つの組み合わせだけでも十分な位と考えています。



大口株主や規模の大きいヘッジファンドによる、

パワープレイを嫌っているという理由もありますが、

結局のところ、市場参加者が多ければ多いほど、

人為的な操作がしづらくなり、

物理的な法則との類似性から、

今後の値動きを推測しやすくなるためです。



時間軸を長めに取るのも、

各マーケットのオープン&クローズ時の動きや、

指標発表時の乱高下になるべく動揺させられないようにするためです。



当然、ヒストリカルボラティリティを考慮すれば、

日足レベルでの取引は、極端なハイレバレッジを使うことは難しくなります。

筆者の経験上、小口の個人投資家ですと、

資金量にもよりますが、5000円を超える含み損を抱えると、

損切りを躊躇する心理的な傾向がでてきますので、

一日の値動きが真逆に動いても

5000円の損失で仕切り直しができる程度まで

株数や枚数をコントロールする必要があります。

27)前のめり傾向

行動経済学を勉強していくと、

人間は、早く利益確定したいという衝動から、

前のめりにトレード間隔を短くしていく傾向が、

どうしても顕著になってくることが理解できます。

筆者もスキャルピングにハマッた時期があり、

「小銭取り放題!?」の魔力に憑かれて、

寝食を忘れて取引していた時期があります。



今思えば、磯で海苔(小さな利益)を取っていながら、

潮の満ち引きや高波をまったく警戒せず、

ほどよく海苔(儲け)が取れた後、

高波にさらわれて、

儲けを上回る損失を出してしまうといったことの繰り返しでした。



さんざん資産を市場に放出して気がついたのですが、

漁をするといっても、

ファンドのように船団を組んで遠洋に出かけていくタイプや

沖合での漁をしたり、スワップ狙いにも似た養殖業だったりと、

さまざまなタイプがあるように、

自分がどういう漁を選び、その漁にはどういうリスクがあるのか、

市場に臨む前にきちんとルール化しておくことが大切です。



ひとつ確かなのは、磯から糸を足らすだけの「釣り」感覚では、

生計を立てることは不可能です。釣り自体は楽しいものですが、

稼ぐという観点でみれば「なんちゃって漁」でしかありません。

26)オカルトへの便乗

筆者は基本的にオカルトのたぐいである

占いや予言といったものは信じていません。

太陽の黒点数や、水星の順行と逆行、月の満ち欠け、

星座の位置などにも「直接」関心はありません。



ここで「直接」と断ったのは、

多くの市場参加者が信じているような事象は、

二次的に利用することが可能なため、

予備知識として使えるからです。



たとえば、流通系が乱れるとされる水星逆行は、

レポートで注意を促す著名なアナリストも多く、

比較的多くの市場参加者に警戒感を抱かせます。



ここで重要なのは「警戒感を抱かせる」という点で、

市場参加者の何%かは、水星逆行という言葉で、

ポジションを減らしたり、いったん手仕舞いしたり

といった行動に出ることが推測されます。



こうした行動は、相場の流動性の低下を招き、

相転移現象を引き起こしやすくなります。

そして結果的に、値が動き出せば

「やっぱりね! 水星逆行は当たってるなー!」

となって、相転移に拍車がかかり

思わぬ大きな値動きにつながります。

逆に値が動かなければ、

「みんなが水星逆行で警戒した」

という認識となり、それでおしまいです。

狙い目としては、相転移が起きたと思われるポイントで、

ブレイクした辺りでしょうか。

25)幾何学的な分析

チャートを分析するテクニカルツールのひとつに

「Fractal」と呼ばれるものがあります。

「Fractal」と銘打ってますが、

マンデルブロ氏のフラクタル概念とは直接関係はありません。

ロシアのMetaQuotes社が

無料で提供している解析ツール「MetaTrader」には

標準装備されています。



このテクニカルの「Fractal」は、

ロウソク足5本を使って解析するもので、

5:4本前の足

4:3本前の足

3:2本前の足

2:1本前の足

1:現在の足

と仮定すると、

3>4、3>5と3>2、3>1を同時に満たした場合に、

3に対してシグナルが発生するというものです。

シグナルは高値であれば上向きの、安値であれば下向きとなります。

シグナルが「過去」に対して発生するため、使えないという批判も多いのですが、

このFractalの高値シグナル同士を結んだアッパーラインと

安値シグナル同士を結んだダウナーラインとで作られるチャンネルは

ロウソク足がチャンネル内にとどまる率が非常に高く、

期間(パラメータ)に左右されない幾何学的な分析手法として有効です。

相場の方向性を見る上で、いろいろな示唆に富んでますので、

機会があったらぜひ使ってみてください。