人はみな損失に脆いです。
含み損があっても、損切りをして出直すより、
ひたすら耐えて回復するのを待つ方を選択します。
逆に1000円でも含み益があると、
いち早く確定させてしまたい衝動に駆られます。
損失しそうなリスクから目を背け、
利益があればそれを失うリスクを回避しようとする、
こうした行動習性はプロスペクト理論と呼ばれますが、
筆者は、これは人間がいずれ死に至る存在であることと
関係あるのではないかと推測しています。
人間はいつ死ぬか分からないので、
損失はできるだけ先延ばししておけば、
いずれ寿命がきて「損失を見ないで死ぬ」ことができます。
また逆に、利益は早く確定させないと、
「利益を手にしないまま死ぬ」ことになります。
死ぬことを引き合いにだすのは極端かもしれませんが、
プロスペクト理論は、人間の脳にそれに近い形で
ある種のプログラムが組み込まれていることを示しています。
しかもおそらくは、本能に近い部分に、
このプログラムは存在するのでしょうから、
書き換えることは並大抵のことではできないでしょう。
となれば、プロスペクト理論の呪縛から逃れる方法としては、
プログラムが作動するような「情報を入れない」ということが
考えられます。ですから、チャートと何時間も向き合うとか、
損益の推移をじっと見つめるといった行為はあまり推奨できません。
チャートツールの中には、指定した価格に達すると
アラートが鳴ったり、メールで知らせてくれるものがあります。
それらを有効に活用して、過度に脳を刺激しないよう、
相場と距離を保つことが大切です。
2011年2月13日日曜日
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