2011年2月13日日曜日

22)暴落と暴騰、そして反転

べき乗則によって、金融市場に暴落と暴騰が

そこそこの頻度で発生するとして、

それとは逆の、急激な反転が起きることがよくあります。



チャートは時間軸が大きくても小さくても

自己相似を保つフラクタル構造ですから、

プチ暴落やプチ暴騰は日々発生しており

その反動というのもしばしば目にすることができます。



たとえば、ドル円相場でみますと、

午前10時の仲値に向かって、早朝から

じわじわと値が上がっていく頻度は高いですが、

夕方にロンドンを中心とする欧州勢が参加してくると、

突然、真っ逆さまに急落するというパターンがありますね。



この動きは、もちろん欧州の金融機関が

ドルや円を捌くことで発生しているのですが、

1兆円規模の日銀によるドル買い円売り介入ですら

価格を1円程度動かすレベルですから、

急落のすべてが金融機関によるものではないことは明らかです。



実際のところは、金融機関の動きをきっかけ(触媒)として、

投機マネーが過敏に反応した結果とみることができます。



投機家の多くは、経験上、べき乗則で市場が動くことを認識していますから、

抵抗線を上抜けたり、支持線を下抜けしたりすると、

順張りルールに従い、がんがんポジションを増やして仕掛けていきます。

やがて値が重たくなってくると、チキンレースの様相を呈し、

関心はいつ利益確定するかという1点に研ぎ澄まされていきます。

そして飽和状態から、ごくごく小さな利益確定の動きが連鎖を始め、

そこに逆張りを仕掛ける人間が入ってくると、反転が発生します。

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