フラクタル概念を考え出したマンデルブロ氏は、
フラクタルの理論を使って、
金融市場のチャートを再現することに成功しています。
再現されたチャートは、実際のチャートと区別がつかず、
氏によれば、ベテランの経済アナリストですら
本物と偽物の違いを見抜けなかったそうです。
氏は、自己相似形のフラクタルに
さらに伸び縮みする時間軸も組み込み、
「マルチフラクタル」というモデルを考案しました。
その振る舞いの精巧さから、
実際の金融市場の予測も可能なように思えますが、
氏は「予測には至っていない」と断言しています。
残念ながら、非常によくできた偽物であっても、
本物がこれからどう動いていくかは分からないのです。
ただ、モデルからは、
これから先、どういう動きがあり得るのか、
何に気をつけなくてはいけないのかという可能性を知ることはできます。
金融市場のチャートがフラクタル構造であることは述べましたが、
大小の規模を問わない構造体であれば、
分や時間といった短い時間のチャートの特性から、
今後の日、月、週レベルの動きを推測することは十分可能です。
ただ、注意しなくてはいけないのは、
推測する際は「自分に都合の悪い方向」を重視することです。
2011年2月13日日曜日
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