2008年秋に世界を襲ったリーマンショック。
アメリカ発のサブプライム問題に端を発して、
信用不安の連鎖は瞬く間に地球を覆いました。
市場は大暴落し、その痛手からの復興は、
2011年に入った現在でも実現していないのは、
みなさんもよくご存じかと思います。
さて、破綻したリーマンブラザーズの負債は、
総額で64兆円。一体どのぐらいの規模なのか、
額が大きすぎてピンときませんよね。
直接の比較にはならないのですが、
イギリスの1年間の国家予算と同じぐらいです。
(ちなみに日本は膨張傾向にあって90兆円台です)
つまり、リーマンの負債額は、
経済先進国の1年分の国家予算が焦げ付く規模、
ということですから、いかにすさまじい衝撃だったか、
というのが、なんとなく分かるかと思います。
このリーマンショックに対しては、
「100年に1度の経済危機」
と言われますが、これを最初に言い出したのは、
FRB(米連邦準備制度理事会)の前議長である
グリーンスパンさんです。おそらく、彼は、
1929年に起きた「世界恐慌」を念頭に置いて、
100年に1度と発言したのでしょう。
グリーンスパンさんという米経済の重要人物の言葉であり、
また、事態の深刻さを表現するのに適当なためか、
メディアは、こぞってこのフレーズを使いますが、
これは、経済学に対しては
「100年経っても、結局危機を回避ないし予見できなかった」
という皮肉でもあります。
経済学といえば、理論や数式がいっぱい出てきて、
さも難しそうな学問のイメージですが、
世の中の実際を説明することができていません。
どうしてなのでしょうか?
2011年2月13日日曜日
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