正規分布に基づく市場分析は、
これまで経済学や金融工学の基本とされており、
多くの経済学者や数学者たちによって
多数の方程式が作られてきました。
現在もディリバティブやオプション、
企業の投資価値を測る際に用いられています。
有名なものでは、
アメリカの経済学者マーコウィッツが考案した
ポートフォリオ理論や
同じアメリカの経済学者である、
ショールズとブラックの2人が作り上げた、
ブラック-ショールズ方程式
などが挙げられます。
彼らは、いずれも
ノーベル経済学賞を受賞している
優れた経済学者であります。
複雑な数式を駆使して、高等モデルを組み上げ、
誰もがなしえなかった理論を構築させました。
金融工学は万能ツールであるかごとくもてはやされ、
彼らの理論は経済、金融の基礎として、
現在でも教科書に載っているほどです。
金融工学の隆盛はすさまじく、1970年代後半から、
アメリカ経済を中心とする欧米の投資理論として
君臨してきましたが、
金融の実務レベルでは、
それが例外もなく完璧な方程式であるとは信じられてはいません。
市場参加者は経験的に理解しています。、
彼らの方程式が神懸かり的に通用する局面と、
彼らをあざ笑うかのように
確率的にあり得ない方向へ乱高下する局面があることを。
マンデルブロ氏はその違いを
「マイルド」と「ワイルド」と名付けましたが、
市場は、のんびりとした予測可能な動きと、
荒々しく予測不可能な動きという、
明らかに異なった性質を持ち合わせているのです。
2011年2月13日日曜日
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