「ごく稀だが、極めて大きな値動き」
が発生するのは、あまり不思議ではなくなってきます。
英語の格言に
「When it rains,it pours」
というのがあります。訳せば
「降れば、どしゃぶり」となりますが、
まさに、この格言のように、
値動きも一方向に動き出すと、
どこまで行くか誰にも見当もつかないのです。
ですので、株価が何日も連騰しているような
バブル的な上昇局面で、
正規分布に基づく確率で値動きを予測して、
「ここから、さらに上昇が続くのは95%ない」
と分析したとしても、
残り5%だからと切り捨ててしまう「さらなる上昇」が、
実はまだまだ続く可能性があるのです。
しかも、べき乗則で言えば、
この残り5%の値動きは、
投資家を市場から強制退場させるような
狂乱的な上昇につながる可能性があります。
みなさんは、普段、
地震が頻発している日が続いているとして、
「ここんところ十分に揺れたから、
もうそんなに揺れないだろう」
と考えるでしょうか? むしろ
「揺れが続いてるから
大きいのがくるかもしれない」
と警戒するのではないでしょうか?
正規分布に基づく市場へのアプローチは、
このような状況で、揺れ始めた地震に対して
「大丈夫大丈夫、すぐ止まる」
と判断してしまうようなものです。
ですが、その地震は、
マグニチュード8の始まりかもしれないのです。
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