2011年2月13日日曜日

8)べき乗則の有効性

べき乗則で値動きをとらえて見るのに慣れると

「ごく稀だが、極めて大きな値動き」

が発生するのは、あまり不思議ではなくなってきます。



英語の格言に

「When it rains,it pours」

というのがあります。訳せば

「降れば、どしゃぶり」となりますが、

まさに、この格言のように、

値動きも一方向に動き出すと、

どこまで行くか誰にも見当もつかないのです。



ですので、株価が何日も連騰しているような

バブル的な上昇局面で、

正規分布に基づく確率で値動きを予測して、

「ここから、さらに上昇が続くのは95%ない」

と分析したとしても、

残り5%だからと切り捨ててしまう「さらなる上昇」が、

実はまだまだ続く可能性があるのです。



しかも、べき乗則で言えば、

この残り5%の値動きは、

投資家を市場から強制退場させるような

狂乱的な上昇につながる可能性があります。



みなさんは、普段、

地震が頻発している日が続いているとして、



 「ここんところ十分に揺れたから、

 もうそんなに揺れないだろう」




と考えるでしょうか? むしろ



 「揺れが続いてるから

 大きいのがくるかもしれない」




と警戒するのではないでしょうか?


 
 正規分布に基づく市場へのアプローチは、

このような状況で、揺れ始めた地震に対して



「大丈夫大丈夫、すぐ止まる」




と判断してしまうようなものです。

 ですが、その地震は、

マグニチュード8の始まりかもしれないのです。

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