2011年2月13日日曜日

5)確率論の誤謬

1777年にドイツで生まれた数学者ガウスの名前は、

みなさんもどこかで聞いたことがあると思います。

彼は数学者であると同時に、天文学者、物理学者であり、

近代数学へ多大な貢献をした「数の巨人」です。



彼が導き出した理論や公式はたくさんあるのですが、

その中でも、確率、統計に使う「正規分布」は、

別名を「ガウス分布」とも呼ばれる優れものです。

正規分布は、ちょうど釣鐘のような曲線を描き、

どんな確率分布でも最終的には中心部が一番多くて、

端に向かうにつれて段々少なくなっていく形になる、

というものです。



簡単に言えば、2個のサイコロを同時に振って、

出る目の和を記録していく作業を何回も繰り返すと、

最初のうちは、ばらつきがあっても、最終的には、

7が一番多く、2や12が少ない山型の曲線が描けますよね。

これが正規分布の発想で、統計学の基本です。

受験生を苦しめるテストの偏差値も、

これの応用なのは、ご存じの通りです。



この正規分布による考え方は、

各種市場予測にも使われ、

値動きがより確率の高い方へ導かれると想定して、

今後の推移を予測していく訳ですが、

みなさんも感じている通り、

正規分布に基づく95%の確率であっても、

それを裏切る値動きがひたすら続く場面があります。

それが日をまたぐような長期に渡る一方的な値動きだと、

「バブル」や「暴落」「円高」「円安」として市場は大騒ぎになるわけです。

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