正規分布に基づく確率・統計の観点では、
「正確な」計算結果を導くために、
異常値を排除することがよくあります。
その計算方法もいくつかあるのですが、
みなさんもテストやスポーツ記録などで
「平均値」を求める際、最高値と最低値を、
除外して計算したことがあると思いますが、
それも異常値排除の一例です。
市場予測で言えば、
暴騰や暴落は異常な状態にあるとみなして、
急変時の荒っぽい値動きは、
考慮しないということになるのですが、
どうも妙な話です。
投資家にとっての関心事は
いくらになったら利益を確定するか
あるいは、
いくらになったら損失を確定するか
という点にあるのですから、
異常だからという理由で、
高値安値を排除するのは、
川に堤防を作る時、
年間平均降雨量だけを見て設計をするようなものです。
それでは洪水から街は救えませんよね。
「平均」は重要ではありますが、それだけは不十分なのです。
市場はテストやスポーツ記録とは違います。
違う性質のものなのに、
うまく正規分布に収めるようにと、
修正を施しているという感じはどうしても否めません。
社会心理学ではこうした行為を
「確証バイアス」と呼びますが、
固定観念や先入観にとらわれたままでは、
真の姿にはいつまでも出会えません。
2011年2月13日日曜日
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