金融市場が動き出すのは、多くの場合で、
何らかのニュースや経済指標の発表があった時ですが、
特に値動きの決定的な事象がなくても
大きく動くことがあります。
アナリストの多くは、色々と
もっともらしいことを述べますが、
本当に動きを解明しているかどうかは分かりません。
そもそも材料なしで値が大きく動くことが
ありえるのか、ということですが、
自然の中から秩序が生まれてくる「自己組織化」を知ると、
金融市場の不可思議な動きも十分に理解が可能になってきます。
自己組織化は
アメリカの理論生物学者のスチュアート・カウフマンにより
一躍有名になった考え方です。
彼は、突然変異と自然淘汰によるダーウィン的進化論に対し、
小さな構造体がじわじわと集まって、触媒などの力を借りながら
より複雑な構造体を構築するという動きを「自己組織化」と名付け、
進化論には自己組織化の考えを組み込むべきかもしれないと唱えています。
この理論をそのまま金融市場にあてはめるのは乱暴ですが、
方向感のない分子レベルの動きが、だれかが指導するわけでもなく、
一定方向に収斂されていくことがあり得る、と知っておくことは、
マイナスにはならないと思います。
ですから、特に主だった材料もなく、
ずるずると相場が一方向に動いたとしても
「おかしい! 何が起きているんだ!」「説明がつかない!!」
と取り乱すことなく、「自己組織化と似た動きが起きてるんだな」
ぐらいに思って、対処方法を冷静に考えましょう。
2011年2月13日日曜日
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